nimi-title: ハムハムだいあり〜

January 2003


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JAN 29, 2003 (Wed)

今日は、ぷちとレオのお家を簡単にお掃除した。
お家が他のコたちより少し小さめで汚れが早いので、他のお家より多少頻繁にお掃除しているのだ。

まずはぷちのお家っと・・・。
いつもの通り、お部屋にぷちを放して掃除を始めた。
彼は、しばらくの間はお部屋中をマーキングしてまわっていたが、そのうち飼い主の周りをうろうろし始めた。
まず足の方へまわって、臭い(?)くつ下を文句ありげにカジカジした後、膝から腿へと上がってくるところまでは、いつもと一緒だった。
ところが、この日の彼は何かいつもと違った衝動にかられたらしく、飼い主が着ている大きめのトレーナーの裾から中へと入り込んだ。

モコモコとお腹の周りを探索している感触があったので、
何となく安心して掃除を続けた。
ところが。
掃除を終えて、さーてぷちは・・・、と思ったらどこにもいない!

はて? 確か飼い主の服の中を探索中だったのでは・・・?

だけど、どういう訳かぷちの重みも気配も感じない。 そんなはずが・・・。
「ぷっちゃ〜ん、ぷっちゃ〜ん。」と呼びながら、
服の上からお腹の周りを触ってみたけど、いなーい。
部屋の中をぐるっと見回してみたけど、いなーい。
すぐ真下をうろうろしてるかもしれないので、おそるおそる立ち上がってみた。
でも、ぷちはどこにもいなーいのだ!
彼はいったいどこへ消えてしまったのか???

しばらくの間、うろうろ歩き回ってお部屋のあっちこっちを探していた。
どこにも行くはずがないんだけどなぁ・・・。
と、その時。 何か右袖の中で動くものが・・・。

ハッとして右袖の余った部分をあっちこっちとつかんでみたら、いたー!
この時飼い主が着ていた服は、自分の腕が軽く3本は入りそうな男物のトレーナーだった。
しかも、袖口はリストバンドで止めて腕まくりをしていたので、すっかり袋状になった袖の中に入り込んでいたのが全くわからなかったのだ・・・。

ぷちは、モコモコと押し出されて膝の上にぽてっと落ちてきた。
我が家イチバンのふっくら坊やさんを袖の中に入れたまま、
知らずに歩き回ってしまったとは・・・。 トホホのホ。


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JAN 28, 2003 (Tue)

ララがてんてんと同居してた頃は、両耳の下におハゲができていた。
同居のストレスかと思ってたのだけど、最近また同じ症状が出てしまった。
右目のショボショボも、なかなか治らないし・・・。
なぜだろう???

ララにも毎日アガリクスをあげたいけど、なかなか食べてくれないから困っちゃう。 食べるたんびに「フンガー!」ってマズそうな顔をするのは、とーてもかわいいんだけど、ね。


てんてんと同居してたころ。 10日くらい前の、病院に行く前日。
左耳の下のピンクの地肌が丸見えになってます。 右目の目頭の毛がポソポソしてます。
ちょーっと分かりにくい写真ではありますが。

ぽっこりと脳天おハゲ。
そして実は、じゃんが郎もこ〜んなにおハゲだったのでした・・・。
ちなみに彼は、アガリクス大好物ー!


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JAN 27, 2003 (Mon)

床に手帳を広げてまわし車のカウンターを記録していたら、
てんてんが駆け寄ってきた。
手の周りをちょろちょろ。手帳の上にものしのしと乗っかってきた。

彼女がスルスルと行き来するたびに手にさわさわと触る毛ざわりが何とも気持ちよい、至福のひとときであった。


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JAN 24, 2003 (Fri)

午前10時
あ。じゃんが郎にお薬あげるの忘れてた〜。
朝9時と夜9時の12時間おきにあげてたんだっけ〜。
ここ数日異常がなかったこともあってか、少々気が緩んできた今日この頃。

じゃんが郎は、お布団の中でモゾモゾしていた。
わーい。起きてるみたい。
でも、喜んでる場合じゃなかった。
ティッシュのお布団に血がついていたのだ! それも、結構いっぱい。
ひぇぇぇ〜〜〜〜〜! な、なんで?

いきなりお布団を引っ張り出されたので、彼もあわてたような素振りでひょこひょこと飛び出してきた。
右肩の後ろの、背中とわき腹の中間あたりが赤黒く濡れていた。
この前ぷちくんに噛まれたキズがあったあたりだった。
真っ赤な血が、お布団のあっちこっちに付いていた。
彼は気持ちが悪いらしく、ひたすら後ろ足で掻きまくっていた。
や、や、やめてほしい・・・。
相変わらず、無表情なあどけない顔を向けてこちらを見る。
毛が濡れているあたりをティッシュで拭いてあげようとすると、嫌がって逃げた。
仕方がないから、そのままの状態で様子をみることにした。
お薬も忘れずにあげた。

元気な様子ではある。
チーズも乾燥キャベツも、もぎとるようにして口に運ぶ。
以前腫瘍が爆発した時は、血を見るごとに具合が悪くなっていた彼だったが、今回はそうでもないらしかった。
けど、何日かしてまた出血を繰り返すっていうことは、
このキズは意外に深かったということなのかもしれない。
出血の量も割と多いように見えるし。
ただ、腫瘍のキズの方は、まだ赤々としてはいるものの、
キズ口はちゃんとふさがっているようだったから何より何よりなのだった。
もう美味しいものは何も降ってこないらしいと思ったのか、
彼は再びお布団に帰っていった。
じーっと覗き込んでいるわけにもいかないので、とりあえずその場を離れた。

午前11時。
彼は相変わらず布団の中でモゾモゾしていた。
飼い主がいちいちお布団をかき分けて覗いてくるのがうっとおしいらしく、「またかねもう・・・。」と言っているような顔をしてこちらを向いた。
血のついたお布団から顔を出すじゃんが郎。
でも、キャベツを差し出すと、まんまと外に出てきた・・・。
出血したキズのあたりをティッシュでぐりぐりしてみたが、
もう血はつかなかった。毛も乾いていた。
どうやら、さっきはたまたま出血した直後に出くわしてしまったらしい。
すぐに止まってよかった〜。
とはいえ、今回みたいな出血をまた繰り返すようだったら問題だから、まだしばらくは注意が必要なのね。

また新しく出血したらすぐ分かるように、お布団は総入れ替えした。
彼はのん気にまわし車をまわしていた。

のん気にまわっているじゃんが郎。 (おなかの腫瘍はこんな感じ。→ )彼はこんなに大きな腫瘍を抱えているのだ。


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JAN 22, 2003 (Wed)

記者A:「かりんさん! レオさんとはどういうご関係ですかぁ?」
記者B:「いつも人目を忍んでこんな風に会われていたんですかぁ?」

2匹揃ってのカメラ目線なびっくりまなこがかぁわいいのだ!

お耳をたたんでこっちを見上げるかりんがとーってもキュート!


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JAN 20, 2003 (Mon)

朝5時。
夢うつつの中でハムスターの鳴き声がした。
「誰がどこに何がどうなった?」みたいな、訳のわからないことを頭の中で言いながら起き上がった。 鳴き声は続いている。
どうやら誰かが脱走したらしい。

なんでかな〜?
鳴き声は1匹だけだし、女の子の鳴き声に聞こえるなぁ。
かりんかララが、オスの侵入をいやがって鳴いてるのかなぁ。
脱走したのはレオくんかぷちくんかなぁ。
くらいにしか思っていなかった。 でも、行ってみてそこにあったのは、ぷちに襲われているじゃんが郎の姿だった!
うそーーーーー!

じゃんが郎は無抵抗な状態で仰向けになって、弱々しいながらも苦痛に満ちた叫び声をあげていた。
すぐに馬乗りになっているぷちを引き離した。
けど、すでに床には血がこすれたような跡が数箇所付いていて、
じゃんが郎自身の身体にも血が付いていた。
苦しそうな顔も悲しそうな顔もできない、じゃんが郎の無表情なあどけない顔が、かえって痛々しかった。

どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう?

オス同士のケンカは最悪。
しかも、ただでさえ一番気を遣ってあげるべきじゃんが郎が襲われてしまった!
とりかえしのつかないことになってしまった! パニック!
でも、そんなことを言っている場合ではなく、
とにかくじゃんが郎の様子をよく見ておかなくては。

じゃんが郎は、仰向けになっていた身体を起こして、
トコトコトコッと素早く歩いてお気に入りのビンの中に入った。
そして、毛づくろいを始めた。
一番先に目に入ったのは、というか、一番先に気になったのは、お腹の腫瘍だった。 お腹の真中へんから出血があって、どす黒くなっていた。
襲われていたのはほんのちょっとの間だと思うのだけど、かなりのキズがあるようだった。
彼は、丹念に丹念に毛づくろいを続けた。
右手にもキズがあるようだった。
背中やわき腹も、出血しているかどうかは分からなかったが
濡れたようになっていた。

彼が毛づくろいする様子をずーっと見ていた。
既に床についている血の他に、新たに出血している様子はなかった。
血は止まっているみたいだった。
彼は、お腹や手を丹念になめていた。
途中でほっぺからごはんを繰り出して食べたりもしていた。
ぐったりしている様子はなく、しゃんとしているような感じだったのが、せめてもの救いだった。

「今日はすぐフローラルに電話してでも昨日じゃんが郎を連れて行ったばっかりだから薬だけもらいにいけないかなぁでもやっぱりキズは見せた方がいいのかなぁでも・・・。」 頭の中は、どうしてあげたらいいのかということが、ぐるぐるぐるぐる回っていた。

今できることをひとつ思いついた!
少しでも元気が付くようにと思って、はちみつをあげることにした。
彼は飛びついてきて、元気良くなめた。少しホッとした。

午前6時。
お気に入りのビンから出ておしっこをした後、お布団の中に入った。
彼が眠ったので、その場を離れた。

これが原因で、じゃんが郎がみるみる弱っていくさまが思い浮かんだ。
怖かった。

☆ じゃんが郎はもっともっと怖かったんだよね。本当にごめんね。 ☆
☆ ぷちくんもびっくりしたよね。ごめんね、ごめんね。 ☆
午前9時半。
フローラル動物病院に電話した。
院長の清田先生が出たので、状況を説明して、
じゃんが郎を連れて行くべきかどうかを相談した。
連日外出に連れまわすのも気が引けたが、キズの様子を診ていただけるし、皮膚を直接消毒していただけるということだったので、思い切って病院に連れて行くことにした。
ぐっすり眠っているところを起こすのはかわいそうだけど、
そおっと起こして、寝ぼけまなこの彼をキャリーケースに入れた。

「かなりやられてるねぇ。」とおっしゃる院長先生の言葉にドキッとすると同時に、やっぱりそうか・・・と落ち込む。
お腹の腫瘍をガブリとされた赤い跡が、2箇所ついているのが見えた。
背中やわき腹にも噛みキズがあった。
「ハムスターの歯は鋭いので、傷口が小さくても深いことがあるので要注意」 という、飼育本に書かれていたことを思い浮かべて不安になったりしていた。

「縫うほどのキズはないから、消毒だけしておきます。あとは飲み薬で様子を見てください。」 という診断だった。
お薬は、抗生剤と消炎剤が混ざったいつものシロップに、もう1種類何か混ぜたものを処方してくださった。
あれ? もう1種類は何だったっけ・・・?
すっかり忘れてしまったので、今度確認しよう。

午前11時。
キャリーケースのふたを開けたら、じゃんが郎はのんびりくつろいでいる様子だった。 でも、フタがあいたのに気付いたら、ばんざいをして一生懸命ケースから出ようとした。
両手ですくって、ぽとん、とお家に帰してあげた。

いろんなところの臭いをかいで、自分の家であることをひとしきり確認したあと、まっすぐにお布団に入っていった。
ぷちくんの臭いがついてしまった部分は気に入らないのか、
何度もしつこく臭いをかいでいた。
しばらくして、お布団から顔がちょん、と覗いたので、ペレットをあげてみた。
ガバッとひったくって、バリバリとほおばった。少し安心〜。
このまま具合が悪くならないといいな。

さっきは起こしちゃってごめんね。
もう起こさないから、ゆっくりたっぷり眠ってね。

夜。

ティッシュのお布団にくるまってよく眠っているようだったけど、お薬の匂いに気付くと、ガバッと飛び出してきた。
いつもの元気さでお薬を飲んでくれた。
その上、まわし車までまわしてくれるというサービス付き。
一応安心かも〜。 よかった・・・。

以前、喉元の腫瘍が爆発して出血が続いていた時は見た目にはっきりと食欲が落ちて、ぐったりと元気をなくしているのがよく分かった。
あの時は本当に危機感を感じた。
今はそんなことはなくて、いつも通りの元気さでいてくれる。
本当によかった。
とはいえ、もしキズが深かったりしたら容態が悪化する恐れもあるので要注意。 しばらくは気をつけてよく様子を見ておこう。

ぷちの家は念入りにガードして、万が一また脱走しても、じゃんが郎の家の方には絶対に行けないようにしておいた。
ただし、ハムスターの場合、こちらが「絶対」と思っていても、えっ?と思う結果になることが多々あるのだけど・・・。
今まで何度びっくりさせられたことか!

とりあえず、今日はもうやってあげられることはないようなので飼い主は眠る。

翌朝。

今はカラッポの、じゃんが郎お気に入りのビン。
昨日は気付かなかったけど、内側の側面が血で赤く汚れていた。
昨日の早朝の出来事が、強くよみがえってきた・・・。

くよくよしても始まらないから、気を取り直してじゃんが郎にお薬をあげよう!
ティッシュのお布団の中で、動いている気配がするので、カサカサとティッシュを分けてみた。
じゃんが郎は、「ん〜? なぁんかくれんの〜?」と言っているような顔を、くるっとこちらに向けた。
お薬を差し出すと、ワタワタワタワタ!と体勢を整えてすぐに飲み始めた。
よかった〜。 今日も元気そうだ〜。

お薬を飲み終わるとお布団から出てきて、
車をまわしたり、お風呂に入ったりして活発に動き回った。
こちらを見上げるようなしぐさもたくさん見せてくれた。
「もっと何か欲しいのね♪」
嬉しくなってしまって、動物用のチーズと乾燥キャベツもあげてしまった。
チーズはすかさずホッペへ直行。
キャベツは、その場でバリバリと食べ始めた。
食欲もバッチリ!

その隙に、ちょっと失礼してキズのチェック。
腫瘍の噛みキズは、まだ赤々として相変わらず痛々しいけれど、昨日はぐしょぐしょだった背中とわき腹の毛はフワッとしていて、キズも乾いているようだった。
おしっこもちゃんと出ているようだし、ウンチの色もいつもとおんなじ。
きっと大丈夫、という気持ちが強くなった。

じゃんが郎、元気でいてくれてありがとー。
君の強靭さには、いつもホントに感謝! 感謝!

ハァ・・・。 とりあえず、これで一件落着? かな?

〜 番外編 〜
その日の夜。

主人と外食して家に帰ってみたら、
何やら白いものがテケテケテケテケッ! と走り回っていた!

ぷちだ・・・。

天井の金網を強化しなくっちゃと思っていた矢先のことだった。
もう先延ばしにはできないので、走り回っているぷちは放っておいて、すぐさま天井の強化作戦を実行した。
ぷちは、そのあいだじゅう飼い主の後をトコトコトコトコとついて回ってきた。 わざとぐるーっと遠くに逃げても、すぐまたトコトコトコトコと近寄ってくる。
「もうイヤよ!ぷっちゃんなんて!」と言つつも、顔はにこにこ笑ってしまう。
何だか嬉しくて、ついついあっちこっち点々としながらの作業だった。

その後、ぷちを両手でそーっと抱き上げて、お家に帰してあげた。
今日はもう充分に遊んだのか、ビンの中にぽすん、と入って
くーすか寝てしまった。

元気盛りなのに、小さめのお家で頑張ってくれてるぷちに感謝。

ありがとね ☆


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