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− クロノ・トリガー Chrono Trigger −
発売日(初):95年3月
機種:SFC(現在はPS、NDSへの移植版も発売中)
発売会社:スクウェア(現スクウェア・エニックス)




 ■ 前書き

まず、発売日を見ますと、なんと95年…。
今から9年も前に発売された作品です。 当然、誰もが「古い」と言うでしょう。
しかし、私はこのゲームが今でも大好きです。
(ていうか、大好きじゃなかったらこんなことはしませんよね…笑)

このゲームは、今後のRPGを変える存在、つまり先駆者的存在であったと考えています。
当時のスクウェア社が手がけたゲームですが、その会社の代表作というべきのFFシリーズにも、負けていない、いえ、はっきり言ってしまうと勝るものであると思います。
(今はそうでないかも…汗)

プレイしたことのある方がこれを見たら、「今更?」と思うかもしれません。
しかし未プレイの方には以下の文をぜひ見て&プレイしていただきたいと思っています。

 ■ 初めに… ゲーム誕生のキッカケ

このゲームを作成する案を立てたキッカケは、ある有名な3人の方が偶然?アメリカで行われたCG技術のツアーで一緒になったことでした。
そこで意気投合された3人の方は、「何か一緒にやりたいですね」という軽いノリから、全てが始まったとおっしゃっていました。
そして、それからメンバー60人のプロジェクトが結成され、製作期間3年を経て、クロノトリガーが誕生したといいます。
ちなみに、キャラデザイナーは、以前大流行した漫画を書かれたあの方ですw
どなたかは実際の画面を見てのお楽しみで…

ではこの辺にして…
クロノ・トリガー(以下、CTとします)の内容について話していきましょう。

 ■ Part1: ストーリー   - story -

CTの物語の設定としては、まず時間を旅する冒険となっています。
拠点となるのが主人公が住む、A.D.1000年の世界です。
そして、プレイヤーはそこから過去・未来へと行き来することになります。
初めは強制的に物語に沿って時代を行き来しなくてはいけませんが、ある程度進むと、各時代は自由に行き来できるようになります。
具体的には、各時代のマップは5種類ほど設定されています。
(未来、現代、中世、古代、原始)

で、この世界の未来はほとんど廃墟となっています。
この事実を知った主人公たちは、未来を救うため、壮絶な時空冒険へと足を踏み出していくのです。

 ■ Part2: 難易度&仲間   - difficulty & companion -

まずCTの難易度について話しましょう。
単刀直入に言うと、CTの難易度はかなり易しいと思われます。
その気になれば、FFに比べればかなりに短い時間で終わってしまうかもしれません。
手強い個所もいくつかありますが、それでも易しいです。
逆に言えば誰にでもプレイしやすいと言えますが…。
しかし、物語については申し分ないですし、後で触れますが、楽しめる要素も多いので、それで十分補っていると思います。

話がガラっと変わりますが…次は仲間についてです。

実際に仲間として行動することになるのは7人です。
(ちなみに一度に戦闘に参加できるのは3人までです)
仲間の加入・離脱がFF程は激しい訳ではありません。
また、ある程度物語が進むと、メンバーは戦闘時以外いつでも交代することができるようになります。
ちなみにイベントが起きた時などは、パーティメンバーによって著しく会話等が異なります。
(FFでもそうかもしれませんが…汗)
また、さらにその中でもキャラの並び順でそれらが変わる場合もあるのです。
よって、会話だけでも十分楽しめるだろうと思います。

 ■ Part3: バトル   - battle -

バトルシステムは、「ATB Ver.2」です。
その名の通り、FFシリーズお馴染みのATBに新しい要素を加えたシステムです。

ワールドマップでは戦闘は発生しません。
エンカウントはシンボルエンカウント(敵シンボルに触れる)と、ゾーンエンカウント(特定の場所を通る)の2種類があります。 ランダムエンカウントはありません。
エンカウントする場所は完全に固定化されているので、場所を覚えれば大抵の戦闘は回避することが可能です。

さて、実際の戦闘について話しましょう。
ATBですから、バトル中時間が流れています。 これはFFと同じですね。
決定的な違いは、CTのバトルは、「敵が移動して位置を変えてくる」ことです。
(残念?ながらこちらは移動できません…)
なぜ敵は移動するのかというと、キャラの技にはそれぞれ有効範囲というものが設定されているからです。
そのため、より広範囲に命中させるためには、技を使うタイミングが重要となってくる訳です。

また、攻撃の基本はもはや定番の通常攻撃ですが、CTの場合、FFに比べると通常攻撃の威力はかなり低くなっています。
これは結構辛いものがあるかと思います。
なぜここまで低くしたのかはわかりませんが、私の意見としては、CTは技が豊富だからでしょう。
一つ一つのバトルを、迫力のある技で楽しんでもらうために、ここまでさせたのだと思っています。

では、その技はどんなものなのでしょうか?
それは次のPart4で説明することにしましょう…。

 ■ Part4: 技   - technique -

キャラはそれぞれ8つの技を覚えることができます。
その中には、魔法も含まれます。 (魔法には★マークがついています。)
ちなみにCTでの魔法属性は、天・火・水・冥 の4種類に分かれています。
しかし、魔法を使えるキャラと、その属性は決まっています。
魔法とそれ以外の技とに特に違いはありませんが、魔法はストーリーが進んだのちに、ある人物に頼む?ことによって初めて覚えることができます。

技はバトルを勝ち抜くためには欠かせませんよね。
CTでは、FFには無い要素を導入しています。
それは、「連携技」です。

これは2人、もしくは3人で協力してお互いの技を出し合うことで、新たに強力な技を生み出すことができます。
2人技では、1組のペアにつき3種類の技を習得可能です。
また、3人技の中には特定の条件を満たさなければ発動できない連携技もあります。
これらの技はどれも使い勝手が良く、ボス戦などではメインとなる攻撃になるでしょう。

ただし連携ですから、当然そのベースとなる技をそれぞれ習得していること、そして戦闘中その技が使える状況でなければ、発動することはできません。
また、連携技を使用後そのキャラのATBゲージはゼロになりますから、直後に行動しにくいというというデメリットもあります。
しかしやはり技自体が強力なので、どんどん使って有利な状況を作れば、モンスターとのバトルはもう怖くないでしょう。
派手なこれらの技を多用し、バトルを楽しんでくださいね〜w

 ■ Part5: おまけ

ではここで残ったCTの素晴らしいところをご紹介しましょう。
まず、現代のゲームにおいてもまだかなり珍しい要素をご紹介します。
それは…

「ラスボスといつでも戦うことができる」

ということです。
厳密に言うと、物語の関係上いつでもという訳ではないのですが(ぇ?)、各時代が自由に行き来できるようになると、ラスボスが世界を崩壊させる寸前の時代に行くことができるようになります。
そこへ行けば、すぐにラスボスとの対決になります。

当然、ラスボスを倒せばその時点でゲーム終了です。(笑)
しかしラスボスですから、中途半端な実力ではまず勝てません。
ちなみにラスボスに負けると、世界が崩壊してしまうイベントが見られます。

「なぜ、このようなシステムを…?」と思った方もいるでしょう。
その理由は、CTは「マルチエンディング」だからです。
シナリオによって仲間や世界の状況などが変わりますよね。
でも、どんな状況であってもラスボスを倒してしまえばエンディングとなります。
その時の状況に応じて、エンディングは変化するのです。
その数なんと12種類です(NDS版のみ、13種類)。

しかし、途中で倒した場合は、「真のエンディング」は見ることはできません。
なので地道に進めて最後の最後で倒すのがいいでしょう。
そして「真のエンディング」を見ると、新たなモードが追加されるのですから…。
「それって何?」という方のために…そのモードを明かしましょう。それは…

「つよくてニューゲーム」

と呼ばれるモードです。
これは、選んだデータのステータスをそのまま引き継いだ状態で、ニューゲームができるというものです。

これでキャラステータス、アイテム(一部除く)、技、の全てが引き継がれます。
つまりこれを利用すれば、どのシナリオでもラスボスを簡単に倒すことができます。
ということは、マルチエンディングを総なめできるということでもあるのですw
これは嬉しいシステムですね〜。^^

あと、CTでは、イベント中や一部を除き、「人との会話中に動ける」というのもあります。(ただし、人から離れすぎると「声が聞こえなくなる」ということになり会話が途切れます)
これはエーテルシステムと呼ばれています。
大抵の作品では会話中は会話が終わるまで動けないので、結構珍しいものなんじゃないかと思います。
開発当初は、このシステムを利用して、会話中にどう動いたかによって展開が変わるという案もあったそうなのですが、残念ながらボツになってしまいました。
わずかながら、その案があったことを感じさせるイベントもあります。

 ■ 最後に…

とりあえず以上とさせていただきます。
前書きでも言いましたが、このゲームはもうかなり古いと言えてしまうものなので、今からプレイすると言ったら抵抗があるかもしれません。
ですがそれでも未プレイの方がこの文を読んで、やりたいと思い、そして実際にプレイしていただければそれだけで私は満足です。
ですが読んでくださっただけでも深く感謝します。

最後になりましたが、こんな文でもサイトUPしてくださったどる☆さん、
そして作成するにあたって様々なアドバイスをしてくださったトムさん、
本当にありがとうございました。m(__)m
2004.12.11
チコ 

2008.12.3
クル(元チコ)一部加筆修正



参考文献
ブイジャンプ クロノ・トリガー攻略大特集


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チョコボの不思議なダンジョン2 攻略情報 
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