HOMEOTHER GAMESテイルズシリーズのご紹介





はじめに

ある時、管理人さんとチャットで「好きなゲーム」について話したことがありました。
そこで私がテイルズを話題に挙げなければこの文章は存在しなかったでしょう…
まあ、そう言うわけ?でテイルズシリーズの魅力を少しでも多くの方に知ってもらおうとこの文章作成にあたったのです。
まずこの場をお借りして…
管理人のどる☆さん、こんな稚拙な文ですがサイトUPして下さってありがとうございました m(_ _)m

では、テイルズシリーズについて話しておきましょう。

テイルズシリーズ…ナムコ社が開発を手掛けているゲーム。
過去に5作品、ファンタジア(P)、ディスティニー(D)、エターニア(E)、ディスティニー2(D2)、シンフォニア(S)があり、新作のリバース(Rebirth)も2004.12.16に発売予定です…



テイルズ総論

 ■ ストーリー的観点   - story -

では、ストーリー的に見ていきます。

(流れ)
基本的な流れは全作品共通です。
「世界を脅かす存在に立ち向かい、世界を救う」というものです、ただ、Pについてはちょっとその流れに持ち込むのに無理がある印象をうけます。
でもRPGはすべてこの流れではないでしょうか?
もし世界を救わないRPGがあるとしたら、ちょっとやってみたいです。

(理解しやすさ)
FFと比べれば(特に7)深い裏もありませんし、理解しやすさの点から言えば、決して難しくはないと思います。

(展開)
一番シビアなのはDでしょうか、後はいつの間にかラスボスだ(ちょっと言い過ぎかもしれません)という印象を受けると思います。

(全クリまでの時間)
FFを普通にクリアする場合に比べれば早いと思います。
一番早いのはEとD2の24時間程度。Dは30時間、PとSだと40時間ほど要します。
ちなみに30時間以上要する作品でもタイムアタックとまでは行きませんが、28時間程度まで縮めることが可能です。


 ■ キャラの個性   - characters -

次はキャラの個性について見ていきたいと思います。

(主人公パーティー)
まず、これも全作共通なんですが、主人公は必ず「明るいが、曲がったことが嫌い、仲間を束ねる才能を有すとともに、多少?ボケてるとこもある」キャラです。現実世界でもこういう人が世界を動かせる人なのでしょうか?ちなみに性別は男です。女性が主人公の作品も一つくらいあっても・・・
主人公とは打って変わりヒロインは作品によって、性格に違いがあります。
激しい(謎)人もいれば、清楚な人もいます、でもみんな、主人公に惹かれていくんですね〜。
その他のキャラは、主人公に突っ込みを入れたり、思いっきりけなしたり、マイペースだったり、妙に大人っぽかったり・・・いろいろです。主人公を筆頭に全員の個性が混ざり合って一つのパーティーとしてまとまっているんでしょう。

(敵キャラの個性?というか性格)
敵キャラといってもとくにラスボスについて、取り上げます。
まあ世界を脅かすようなことをしでかす輩ですから、いい性格では決してありません。どんどんおかしさを増していくものがほとんどですが、元はいいやつだったりとか、やっぱりおかしいやつだったとか、エンディングが近づくにつれわかっていきます。
やっぱり、冒険に味を出すためにはなくてはならないキャラですね。というかラスボスがいなかったら、話になりません(笑)
この辺はあまり他のRPGと変わらないかもしれませんね。


 ■ グラフィックと音楽   - graphics & music -

ストーリー、個性・・・で、グラフィックと音楽、と来ました。
まず、当たり前ですが「新しく出たものの方が画像処理がきれだし、音楽も美しいに決まってる」と思います。確かにその通りです。
では、何についてかと言いますと、グラフィックのほうは少しずれるのですが、会話システムのついて(後で説明します)、音楽は全体的にどういう曲調で構成されているかに焦点をあてていきたいと思います。

<グラフィック>
まず、「会話システムって?」の問いにお答えします。
会話システム: テイルズシリーズ共通に存在。キャラ同士が冒険の合間にするたわいもない会話をプレイヤーが聞くことができるというものです。実際やってみないとイメージしづらいかもしれません。ただ一作一作に会話が300近く収録されているので、かなり充実してると言えます。
つまり主人公のボケや、それに対する突っ込みなどがこの辺でかなり生きてくるわけです。これはこのシリーズならではではないでしょうか・・・

<音楽>
各作品とも、いろいろなジャンルの曲を集めています。
つまり単調ではないので結構楽しめます。
やはり戦闘テーマは後々まで、印象に残ります。ちなみに私のお気に入りはエターニアのセレスティア側の通常バトルです。 一度プレイすればサントラを買っても全く損にはならないでしょう。ただ古い作品では曲数が少ないのが残念です。


 ■ バトル   - battle -

今までいろいろ語ってきましたが、最後にバトルについて語りたいと思います。というかこれが一番話したかったです(笑)

話に入る前に、テイルズ5作品を2グループに分けたいと思います。
A:D、P、E、S
B:D2
まあ、要するに戦闘面においてD2だけちょっと特殊なわけです。
それでは話をしていきましょう。

<バトルシステム>
DQは素早さ順?(ちょっとわかりません)FFはATBバーがたまった順(やはり素早さも関係してますね)ですが、テイルズの戦闘においては、素早さが何だ、レベルが何だ、装備が何だ、の世界であるといっても過言じゃないと思います。これくらい言わないとたぶん未プレイの方にはわかってもらえないと思いますので・・・
で、具体的にどうであるのかを話します。
敵を倒せば終了とかいうことではありません(笑)DQは敵の姿のみ見えています。FFは敵味方両方の姿が見えており、後の作品になると攻撃するとこまでしっかりと見ることができます。しかし、どちらもお互いに立っている位置が固定で、動きが見えません。実際の戦いではそんなことはまずありません。攻撃するためには動かないと・・・ということになります。

<基本的な流れ>
戦闘開始直後、与えられた戦闘フィールド内の両端に敵・味方が別れて位置しています。まず、攻撃するには突っ込むのみですから、突っ込みます(笑)
そうです、テイルズは基本的に操作キャラを戦闘中自由自在に動かせます。これこそが、実際にもっとも近い形ではないでしょうか? ちなみに別に実際に近いからどうだというわけではありません、例として上げた、RPGの大御所と比較してでの話ですから・・・
話を戻しますと、この戦闘開始後のダッシュで、戦闘フィールドのどれだけを占有できるかが、まず、勝負の鍵を握ります。仮に考えてみてください、もし逃げ場の無い場所に4人そろって(戦闘参加人数は4人です)追いつめられたら、みんなダメージをうけますからその分行動不能時間が長くなり全滅の危機がせまります、逆もまたしかりです。
そう考えれば最初のダッシュほど重要なものはありません。

<敵との対峙(打撃キャラ編)>
最初の突撃で、自分たちの行動領域を広げることは言うまでもありません。
その後敵キャラと対峙するところから話します。
その名の通り打撃キャラですから攻撃します。ですが、ただ闇雲に攻撃すればいいというのではありません。自分の持つ特技・奥義を繰り出して、技をつなぎ、仲間と連携するということが重要です。また、敵の領地拡大を防ぐ(魔法キャラを守る)働きもします、まさに最前線の戦いです。

<魔法キャラ編>
文字通り、魔法で援護します。
打撃キャラのサポート(回復)に回ったり、攻撃魔法または召喚魔法で、敵を蹴散らしたりします。ただいずれも詠唱時間がかかります、つまり詠唱中は無防備なわけです。つまり、魔法を駆使する敵にそこを突かれるおそれがあります。もちろん、追い込まれてしまえば、打撃キャラにもです。そうなれば、根本から戦闘隊形は崩壊します。打撃キャラが回復キャラを蘇生する間にじわじわと、領域が減ります。下手したら、攻撃を受けて蘇生すらさせてもらえないかもしれません、ボス戦なんかでは特にです。したがって魔法キャラは敵の魔法キャラの詠唱を阻止しなければなりません。つまり魔法キャラ対魔法キャラの戦いです。

ここまでで少しはわかりましたか?
つまり、敵の攻撃を最小限に封じ込めてさえすれば、レベルが低かろうと素早さが無くても(テイルズに素早さは無かった気がします)装備が弱くても勝ててしまう、下克上が簡単にできてしまうんです。(レベル差がありすぎる時はさすがに無理ですが・・・)
平均プレイ時間が少ないのはこのせいでもあったのです。

さて、先ほど5作品を2種に分けたのはなぜか?というのを説明します。
Aタイプでは、Bタイプと比べると打撃攻撃によるダメージが高いです、したがって、技のつなぎや、連携がとぎれても、また攻撃し直せばそんなに連携ミスが裏目に出ることはありません。この点では一匹狼でもなんとかなってしまいます。
一方、Bタイプではレベルが上がっても最初の一発は(もちろん上昇しますが)そこまで高くないです。その分、連携によるダメージ増加が大きいです。つまり、3連攻撃(D2、S、Eでは通常攻撃を3度続けることが可能です)のあと自分は特技に移行し、同時に仲間は連携をして、攻撃がとぎれないようにしないと大ダメージは望めませんし。しかし、その方がうまくいったときのダメージ量はものすごいですし、ホントにつながりさえすれば、ラスボスを全く行動させずに倒すこともできるのです。

テイルズの世界(戦闘)は連携の世界とも言われます、そういった意味では私は戦闘面だけを考慮してD2を勧めるかもしれません。
もちろんAタイプも連携とはまた別の楽しみがあるわけですし、一概に何が良いとは言えないのですが、もしこれを読んでプレイしようという方がいるのであれば、AならばSかEを、BならばD2(これしかありませんから・笑)を勧めます。



テイルズ総論2 〜 D2の世界とその魅力

 ■ テイルズシリーズのアイテム所持数について(前回の補足)

まず、前回伝え忘れていたことがありました。
それは「テイルズでは一種類のアイテム(戦闘時に使用可能なもの=回復薬です、装備は含みません)につき最大15個までしか持てない」ということです。
DQ、FFにはないですね〜、他のゲームはわからないのですが・・・
とにかくこれで戦いが幸か不幸かかなりシビアなものとなります。
私はこれがあるからこそテイルズの戦闘は面白いと思っています(笑)

あとこれも断っておくべきなんでしょうが、テイルズは全作品でその世界を作り上げています。D2以外の作品も良品ばかりです。したがって、D2とその他のテイルズ作品を、比較しすぎて、D2だけ飛びぬけてしまっているという状況は避けたいですし、私もそんなことは望んでいません。
したがってこれから書く部分については、紹介文の延長として読んでいただきたいです。お願いします。


 ■ TPとは?

では気を取り直して、D2について語ります。
通常RPGではHP、MP設定されていて、そのとき時に対して、固有の値をとりますね(つまりはちゃんと数値で表示されるということです、絶対量表示というわけです)ちなみにテイルズにおいてはMPと呼ばずTP(Technical Pointの略称でしょう)と言います。ですがD2において、HPは数値化(絶対値表示)されていますが、TPはそうではありません。TPは「MaxTPを100とした時の割合で表示する」ということです。
つまりHPMaxが9999なのに対してTP表示は上限が100というわけです。
さらに消費TPなどもすべてそのように表示されます。これではただ表示方法が違うだけで、従来と何ら変わりないと言う人がいるかもしれませんが、決定的に違うことがあるのです。それは・・・
「レベル1でも100でも詠唱可能回数は変わらない」ということです。
(厳密には若干差が生じますが、それについては後で説明します)
例えばここに消費TPが割合表示で5の昌術があったとします。TPが100のキャラがこれを使いつづけるとすると 100÷5=20回でTPは0になります。これはレベルが1でも100でも限界レベルでも(200)変わりませんね。要するに詠唱回数の点では最強レベルに並んだも同然です。つまりレベルによる差は、覚えている昌術だけですね〜。
しかし!!この問題、クリアできてしまいます、それについても後で触れます。

さてさて、初期レベルとレベル100が回数的に同じなんて、DQやFFではできない芸当だと思います。さらにここでもまた低レベル攻略が可能とまではいかなくても、普通に進めていれば、レベル上げの必要など一切いらないことを示唆します。
少なくとも私はD2でレベル上げをしたことはありませんから。

うっかり「DQやFFではできない芸当」などと挑戦的な発言をしてしまいましたが、これに対して「結局、初期スタンスでも強いことはわかったけど、詠唱回数じゃまだまだDQ、FFの方が上さ」なんて意見もあると思います。残念ですがそれも覆ります。
(こちらからすればしてやったり・・・、いえ失礼しました、舞い上がるのもほどほどにしておきます。) これから先はその話をしていきますね。

実はさっきの例で示した、詠唱可能回数は計算上のものです。
実際その実験をして、TPが0になるまで粘ってもおそらく20+6回くらいはいけます。え!?どういうこと?と思うかもしれませんが、D2には「TP回復」というパラメータが存在します。この現象はこいつによるものです。
つまり「TPは常に回復しつづける」わけです。イメージしにくかったら、TPにリジェネがかかると思ってください(余計わかりにくいかも・笑)ちなみにこれはレベルと装備品によって変わります。ですからさっき若干違うと説明したわけです。レベル1と100とではTP回復のスピードが違いますから・・・
しかしそれでもまだ、回数的な問題はクリアされてないかに見えます。しかし、もうクリアされたも同然です。このTP回復は時間が経てば経つほど回復します。まあリジェネですから当たり前です。つまり、長いエフェクトの昌術であれば、そのエフェクト終了時までにTPが詠唱する前の値に戻るのです。つまりその昌術が無限回唱えられるわけです。実際私の記録にはそういうキャラがいます。いかがでしょうか?(笑)
ちなみに「TP軽減」というものもあります。これによってさらに消費TPが抑えられるわけです。というかTP回復・軽減の二つの能力ゆえに上のようなことが可能になるわけです。

以上がTPについての説明でした。まだ最初の一個なのにすごい量です・・・(汗)


 ■ 戦闘に味を出そう!! SP編

さて、いよいよ、攻撃について入っていきます。
まず、ここにおいてもD2特有のシステムが存在します。その名も「SP」(笑)
別にふざけているのではありません。TPがTechnical Point なら、SPはSpirit Pointを表します。とは言っても内容を説明しないとわかりませんね。
戦闘画面を見ると、キャラの顔の脇にそれぞれのステータスが表示されます。それはHP、TP、SPの三つです。一番上にHP、そしてその下に青いバーと黄色いバーが出ています。黄色いバーはTPです、つまりその青いバーがSPを表示します。しかもSPにはホントに値がありません、ゲージの長さで多い少ないを判断します。
さてHPはダメージを受けると減りますね、TPは昌術を使うと減ります。ではSPは?それが、SPが何であるかを説明する鍵です。
もったいぶってすみませんでした。結論を言います。SPは「敵に物理攻撃を与えると減りつづける」のです。え!?じゃあ0になるとどうなるの?と思いますよね?0になると攻撃したにもかかわらず、こっちがはじかれます(笑)つまり敵に付け入るスキを与えてしまいます。それでは前衛キャラ失格です。したがってある程度攻撃したら、攻撃を止めてSPを回復させる必要があります。なにしろSPが少ないままだと、集中力がとぎれて命中率が半減またはそれ以下になりますから・・・。ただ戦闘が終わるとSPは100%まで回復します。
さて、そうしてSPをある程度回復させたら、また攻撃に移るという感じを前衛キャラは取るわけです。ちなみに前のほうで敵を物理攻撃で蹴散らすのを前衛キャラ、中央で昌術や攻撃を交互に行うのが中衛キャラ、そして後ろで昌術を唱えるのが後衛キャラです。

なぜSPが存在するのか?それは従来の流れを打ち壊すための製作者側の計らい?でしょう。それまでの作品では、物理攻撃では攻撃し放題、しかも前衛において味方同士で敵をはさみ両方から攻撃する、なんて事も出来ました。しかし、D2でそれをやるのは不可能に近いでしょう。なぜならSPが減る一例として
「敵を通り越して、相手の陣地に足を踏み入れると、SPMaxが通常の半分となる」というルールが存在するからです
(ちゃんと味方陣地に戻れば、SPは最大まで回復しますが、行動範囲が狭まります)
さらに攻撃しているとSPは減るわけですから仲間との連携もしづらくなります。

なんかSPって足引っ張るなぁ、と思いますよね?しかしSPにもいいとこ?があるのです。それは 「スピリッツブラスター」と「秘奥義」の存在です。
まず、戦闘中の行動(敵を倒すなど)によってブラスターカウントというものが増加します、それが1000になると一定時間スピリッツブラスター状態になります。その時はガードしていなくて敵の攻撃を受けてものけぞることはありません。また、敵のダメージも半減します。そしてSPが100%に固定されるのです。
一方秘奥義というのは奥義からの派生技で特技の数倍の攻撃力を誇ります。ただ、発生条件が「SPが100の時に限る」わけです。おわかりですか?つまりスピリッツブラスター時には必ず秘奥義が出せるわけです。(実は通常状態でも秘奥義は出せます、ですが説明がものすごく長くなるのでここでは控えますね)
でもよくよく考えてみると、別に秘奥義が出せるのはスピリッツブラスターのおかげであって、SPは100でないと駄目などという条件に入ってるわけですから、むしろ邪魔ですね。結局SPにいいところはないと言えばないかもしれません。多分、冒頭のアイテム制限と同様戦闘に味を出すための存在なんでしょうね・・・


 ■ 攻撃の種類と奥が深い連携

さて、SP、TPについての説明が終了しました。
次はいよいよ特技、昌術系の話から連携について語ります。

その前に、HitとChainについて
Hit: 攻撃1発を1ヒットとしてカウントされていく。ただし攻撃が途切れると0に戻る。一回の戦闘で出せるヒット数が高いほど経験値にもボーナスが入る。
Chain: 通常攻撃、特技、追加特技、奥義、秘奥義、昌術などのつながりに応じてカウントされる。ヒット同様攻撃が途切れると0に戻る。詳しくは下記参照。

<通常攻撃>
D2では、三回連続で攻撃できます。
まあ、物理攻撃はここから始まりますから、攻撃の原点ですね〜。ちなみにここで3Hit稼ぐことが出来ます。ここからは特技、奥義につなぐことが可能。(ちゃんとつなげば1チェインカウントされる)

<特技>
各キャラとも共通で覚えるものです。
それぞれが習得する特技は各キャラの個性を反映するエフェクトが多く、かなり楽しめます。まあ全体的に動きは派手ですね。ここからは奥義、追加特技に連携可能(2チェイン目)

<追加特技>
特技の追加特技、技のエフェクトは派生もとの特技に類似するところがあります。ただし特技→追加特技の過程でSPを20%ほど消費します。ここまでくると奥義にしかつなげません(3チェイン目)

<奥義>
特技よりもさらにエフェクトが派手になり一回で稼げるヒット数も平均6くらいとなります。ここからは秘奥義または、昌術に連携可能(4チェイン目)

<秘奥義>
特技系の中では最強の攻撃力を持つもの、ただし発生条件がかなり厳しいこともあり、普段は奥義でとまることが多々あります。この先はつなげることは出来ません。

<昌術>
全キャラ共通で使える力。
基本的に属性をもっており、火、水、風、地、光、闇があります。
各キャラはこの中から4つの属性の昌術のみ覚えます(例:主人公の属性・・・火、風、光、地)ここからは、通常攻撃または追加昌術につなぐことが可能。
ただし各属性上級昌術の場合でスピリッツブラスター時に限り、具現結晶につながります。

<追加昌術>
昌術からの派生で使える技、属性エフェクトなどは、派生元に類似します。
ただし各属性上級昌術に追加昌術は存在しません。

<具現結晶>
出現条件は、上記参照。いわゆる召喚魔法です。

以上の技を組み合わせて、最大8チェイン、ヒットは999まで狙うことが可能です。
いや〜、連携は奥が深いですね。

もう少しで終了。だんだん疲れてきました・・・(苦笑)


 ■ 最後に・・・

戦闘に勝って手に入るのは、何も経験値、お金、アイテムだけではありません。
グレードというものも点数化されて手に入ります。

これはその戦闘において、すばらしい攻撃を繰り広げた時などに加点されます(秘奥義で戦闘を終わらせた、など)また単調な攻撃をくりかえしていたり、のけぞりが多すぎたりすると逆にマイナスになって点数引かれます(汗)
こうしてゲーム中でたまったグレードを全クリ後に清算します。
そこでは、特技、昌術引継ぎや、グレードアップなどの特典が買えます。だから最初から最強特技を覚えていることもできたんですね〜。

で、それをどうするかと言うと、2周目のプレイに引き継げます。
つまり最低2周はやらないと・・・(笑)なんて、別にその後プレイするかは個人の自由です。ちなみに私は4周目に居ます。



− -Tales of Destiny- History of the world −

 ■ 本文を書くに当たって…

D2のプレイを始めるに当たって、一番耳にする悩み?が「続編だから、いきなりプレイしてもわかるかな・・・」であると思います。もちろん、ストーリー以外でも十分楽しめる要素はたくさんありますから、問題ないのですが、やはりやるからには100%遊び尽くしたいのではないでしょうか?そんな方々の助けになればと思って、この記事を作成いたしました。

しかし「自分はD2をプレイしていく中でDのストーリーを汲み取っていきたい」と言われる方もいるでしょう、その人には読む事をオススメしません。私自身プレイする楽しみを奪うのは不本意ですので、このことだけは断っておきたいと思います。まあ、そう思われる方がここを読もうとは思わない、と思うのですが・・・万一のことも考慮しましてこの場で言わせてもらいました。

重い感じになりましたが、話を進めていきましょう。

さて、D2のストーリー設定の裏には前作をベースにしたところがあり、その上で前作のストーリーだけでも知っておくのは欠かせません。というかそれで十分です(笑)で、以下にその方法を挙げてみました。ざっと3種類ほどあります。

1. 実際にプレイする
2. 小説を読む(著者:矢島さら・敬称略)
3. 本文を読む(笑)

まあ、暇な人は1.でしょうね、というかそんな人は悩む前に前作をプレイされているはずです。(私はそうでした)でもこの方法ですと1ゲーム分余計に時間かかりますし、その分D2を始めるのが遅れます。そこでここからは、2、3の方法を選択してくださる方(笑)に絞って話を進めます。

まず2.についてです。これはファミ通文庫から出ている「運命(とき)をつぐもの、上下巻」というものです。これでストーリーがほぼ理解できます。読むのにもそんなに時間掛かりませんからこの方法はオススメです。

「じゃあ、3.は意味ないんじゃないの〜?」

いや、そんなこと言わないでくださいよ。小説よりさらに気軽に、しかも低コスト(謎)でDの流れがわかるんですよ?お得だと思います。というか絶対お得です。だって2.の方法では、まず本屋に行かなくてはなりませんよ。時間がかかりますね、もしかしたらバスとかじゃないと行けなかったりして、それではなおさらお金掛かるじゃないですか。仮に本屋が近くにあってもそこになかったら?探すの面倒ですね。でも探すなら、ネットがあるし、そう言ってPC立ち上げたなら、ここにきて本文を読めばいいじゃないですか。

まあ、一人で変なことやってましたが(汗)要するに、Dについても語りたいのと、方々でD2宣伝しといて、Dはやっても面白いよ〜、ではあまりにも無責任すぎるじゃないですか。
そんなわけでやっと本文に入れますのでこれからどうぞよろしくお願いします。っていうかはじめからこの3、4行だけ書いてればよかったかも・・・(汗)でもここまで来るのに4、5日かかったし、それはそれでいいということで・・・

では、前置きが長くなりましたが、本題に入りましょう。


 ■ 天地戦争時代 −約1000年前−

我々の住む世界が「紀元前だ、紀元後だ」と言われるように、D2の世界で歴史を大きく区切ると言ったら、1000年前の天地戦争時代といえるでしょう。はっきり言ってこれだけではわかりませんね。順を追って話しましょう。

1.彗星の衝突
突如として、現れた彗星。そして地上への衝突。この出来事が人間世界を2つに切り裂き、後世にまで傷跡を残すことになるとは、当時の人には想像できるすべもなかっただろう・・・。
彗星の衝突によってそれまで栄えた文明は衰退、消滅の道をたどり、人類の人口は数分の一にまで減少した・・・。

なんとか生き残った人々を待ち受けていた運命もまた過酷であった。彗星が砕いた地上の粉塵が空を覆い、大地に日光が降り注ぐことはなくなり、地上は文字通り地獄と姿を変えた。気候の寒冷化、動植物の衰退、人類の衰退はもはや時間の問題であった。

2.空中都市計画
地球いや人類の運命を180度転換させた彗星の衝突。これはただ単に、すべてを衰退へと追い込んだわけではない。それは、地球にとって未知なる存在であった「レンズ」をもたらしたことであった。
レンズは巨大な彗星の核となる物質であり、またすさまじいエネルギーを秘めていた。動物の体内に入り込むと、魔物へと変貌させるその存在もやはり驚異的ではあったが、しかし、それは人間とりわけ科学の分野において発展をもたらすこととなる。果たしてそれが幸か不幸かはまだわからなかった・・・。

そんな状況を打破すべく持ち上がった構想があった。それこそが「空中都市計画」である。それは上空に浮遊する粉塵より高く都市そのものを持ち上げてしまおうという大胆なものだった。そしてそれを可能にしたのも、もちろんレンズであった。その中核をなす巨大レンズは通称「神の眼」と呼ばれた。こうして「再び日の光を浴びる生活」が全人類にもたらされ、再び繁栄の道を歩みだす・・・はずであった。

3. 天上人と地上人
当然のことながら、新たに浮遊した大地に全人類が移住できるものと、皆が信じていた。しかし、現実は違った・・・。浮遊した空中都市に住むことが出来たのは、一部の特権階級の人々のみであった。大半の民衆は、凍える地上に残されることとなってしまった・・・。
ここに空中都市に住むことが出来た人々を天上人、地上に取り残された人々を地上人と言うようになったのである。

4. 暴君ミクトラン
天上人と地上人、この二つの関係にさらに拍車をかける人物がいた、その名はミクトラン。
彼はもともと地上人であったが、周到な計画の下クーデターを引き起こし、ついには天上側の全権力を掌握。自らを天上王とまで名乗った彼は、地上に対して武器「ベルクラント」を用いて再三攻撃をしかけるようになる。こうして、ミクトランによる地上支配がはじまったのだった。

5. 天地戦争
ミクトランによる地上への攻撃、高まる天上側への不満。こうした事態がついに両者を戦いの道へと誘い込んだ。
だが、最新兵器や豊富な物資、人体改造にまで及んだ科学技術に加えて、ベルクラントを有する天上軍に対して、地上軍は人員の頭数で勝負するしかなかった。最新式の装備に身を包む天上軍に、剣や弓、手製の兵器を手にゲリラ戦を仕掛ける地上軍。勝敗は誰の目にも明らかなようであったが、地上軍が持ちこたえられた背景には、有能な指揮官と、兵士たちの士気の高さがあった。しかし戦局は未だ地上軍が不利であった・・・。

6. ソーディアンの開発
圧倒的不利な状況を打破するために、地上軍が用意した最初にして最後の兵器とは通常人間には使用不可とされていた昌術を使用可能にし、使用者の人格を投影させた武器「ソーディアン」であった。天上軍を抜け出したベルクラント開発チームの協力もあってついにソーディアンが完成。ここに、ディムロス中将、カーレル中将、イクティノス少将、シャルティエ少佐、アトワイト大佐、そして地上軍最高幹部の一人、クレメンテの6人をメンバーとする歴史的に名高いソーディアンチームが結成されたのであった。

7. 戦争の終結・・・そして、
戦前の予想を覆し、兵員数で圧倒的に天上側を上回る地上軍が、空中都市最大規模にして天上軍の主要拠点でもあるダイクロフト(横文字多いですね・汗)突入作戦を優位に進め、突入から短時間で空中都市群の制御システム制圧した。しかし、本当の戦いは、ダイクロフト深部王座の間で行われていたのだった・・・。
やはり、昌術を身に付けているとはいえ、ミクトランの強さは圧倒的だった。だが、一瞬の隙をついて、ミクトランは力尽き、長きに渡る戦闘に終止符が打たれたのだった。

戦争終結後、地上軍は二度と悲劇が起こらぬように空中都市を海中へと葬り去った。もちろん、彼らの基地ラディスロウと共に・・・

こうして、再び人間の歴史が始まったのだった
(っていうか粉塵はいつの間に、収まったんだろう?)


 ■ The story of Destiny −18年前−

ようやくDの舞台である天地戦争から1000年後の世界、D2から見れば18年前ですが・・・(汗)について話しましょう!!
一応D2表記で18年前と言うことにします。ちなみに厳密に言えば、天地戦争時代は1018年前なのかも知れませんが・・・まあ、切りがいいので1000年前と言うことに、もしかしたらD2から見て1000年前なのかもしれません・・・、情報不足ですみません。では参りましょう。
訂正:どうやらD2から見て1000年前のようです。失礼しました。

―18年前―

1. 時代背景
天地戦争終結から1000年の月日が流れ、地表を覆う粉塵も跡形もなく消えていた。数世紀前に太陽の光を取り戻した人類は新たな歴史を歩んでいた。
前文明末期と比較すれば、まだまだ稚拙ではあったが、世界には複数の国家が成立し、各国王の統治の下、経済・商業・政治などのルールも確立されていた。
この頃、世界には5つの勢力が存在する。
世界の強国となったセインガルド王国、寒冷地を治めるファンダリア王国、商業の発達したフィッツガルド国、領主達による連合国家アクアヴェイル、そしてかつての天上人の流刑地カルバレイス国である。
一方、科学の進歩は天地戦争終結時をピークに、そのほとんどが時間と共に失われており、この1000年間の間ほとんど変わっていないと言える。ただ「オベロン社」によって進められていたレンズ応用分野を除いて・・・

2. 神の眼
天地戦争時代、空中都市の浮遊において中心的存在を担った巨大レンズ、神の眼。直径6メートルにも及ぶそのレンズは、空中都市の浮遊はおろか、ダイクロフト起動やベルクラントへのエネルギー注入をも行っていた。
本来このレンズは、先の戦争終結時に破壊されるべきであったのだが、当時のソーディアンではこれを破壊することができず、再び使用されることを恐れた地上軍上層部は、海中に沈めた空中都市群とは別の場に神の眼を封印することを決定する。その場所こそが「セインガルド領ストレイライズ大神殿」であったのだ。表向きはアタモニ神をたたえる神殿として、そして裏では神の眼の保管場所として・・・
もちろんディスティニーの舞台となった18年前も大戦後と変わらず、神の眼はそこに保管されていた。しかし、この神の眼が何者かに持ち去られたことで再び世界は騒乱に巻きこまれることとなる・・・

3. 神の眼をめぐる騒乱
神の眼を盗み去ったのは、他ならぬストレイライズ大神殿の大司祭であった。その名はグレバム。その脅威を知り尽くしていた管理者自らの犯行であった。
この知らせをうけた当時のセインガルド王は、偶然にも国賊として捕らえられていたスタン・エルロン、ルーティー・カトレット、マリー・エージェントの3名、そして目付け役として王の客員剣士であったリオン・マグナスを加え、神の眼奪還の任に当たらせたのだった。
なぜ国賊がそんな重大な任に?と思うかもしれない、そこのところをもう少し説明しておこう・・・
追加情報:ディスティニーはこのスタンを主人公とする話である。

 icon: スタン  icon: ルーティー  icon: マリー  icon: リオン


4. 奪還者とソーディアン
結局世界中を逃げ回るグレバムを追う過程で、奪還者として新たにフィリア・フィリス、ウッドロウ・ケルヴィンが加わり神の眼奪還の任にあたる者は総勢6名となった。

 icon: フィリア  icon: ウッドロウ

さて、なぜ彼らが奪還の任にあたったか?である。
実は、彼らは様々な過程を経てかつてのソーディアンを手にしていたのだった。天地戦争時代編にも書いたが、ソーディアンには使用者の人格が投影されていた。したがって剣なのに話すことも考えることもできるとういうわけである。つまり、天地戦争時代のソーディアンチームがそのまま現代に転生してきたと言える。彼らは、神の眼の恐ろしさをもっとも良く知る生き証人であり、彼らにマスターとして認められた奪還者もまた神の眼に深くかかわることは必至なのであった。そもそも1000年前、眠りについたはずのソーディアンが目覚めたことが、これから起こることを指し示していた・・・
ここにソーディアンとその新たなるマスターを書いておこう。

スタン:ソーディアン・ディムロス
ルーティー:ソーディアン・アトワイト
フィリア:ソーディアン・クレメンテ
ウッドロウ:ソーディアン・イクティノス
リオン:ソーディアン・シャルティエ

ちなみにマリーはルーティーのレンズハンター仲間であり、
ソーディアンの使い手ではない・・・(残念)

かくして、ソーディアンとそのマスターはついにグレバムを葬り去り、神の眼の奪還に成功した・・・。
だがこれはほんの幕開けに過ぎなかった。

5. そして・・・
スタン達の活躍のおかげで、神の眼は無事取り戻され、世界の危機は過ぎ去ったかのように見えた・・・。
セインガルドで仲間と別れた彼は、故郷リーネへと帰り、再び平穏な生活が始まる・・・ところへかつての仲間というか数日前に別れたばかりの仲間の一人が訪ねてくる。彼らは再びセインガルド王国首都ダリルシェイドへと向かうことに・・・

ダリルシェイドで残りのメンバーとも再会したスタンだったが喜ぶ暇もなくある事実を聞かされる。それは
「再び神の眼が持ち出された・・・」
(ちゃんと管理しとけよ!!と思うのもわかりますが、そうでないとストーリーが進まないので、そういう突っ込みはやめましょう。)

新たな強奪者の名は、ヒューゴ・ジルクリスト。彼はオベロン社総帥として強大な権力を持ち、金銭面、技術面でセインガルド王国を支持し続けた人物である。また、国王からの信頼も厚く公私にわたり助言を求められる立場であった。
そもそも彼は人々のためとなるようレンズ応用科学に身を投じて、オベロン社を立ち上げたわけである。その彼がなぜ世界を破壊するといった行動にでたのであろうか?
それは、彼が日常から貧富の差に始まる人々の不幸を嫌い、その根絶を目指していた。それに用いた方法が破壊であったのだ・・・。

さて、ヒューゴはオベロン社幹部と共に周到な計画のもと神の眼を強奪、彼が向かった先はとある地下洞窟だった・・・。

(ちょっと一息・・・)
さて、ヒューゴが向かった先の地下洞窟、ここに何が眠っているかピンとこない人、読みが足りないのでは?というか私の説明が足りないのか・・・
まあちゃんと前半(天地戦争時代編)を読んでもらいたい、最後の最後で「戦争終結後、地上軍は二度と悲劇が起こらぬように空中都市を海中へと葬り去った」という記述、覚えていますか?そうです、もうおわかりですよね?

6.裏切り
「ヒューゴの暴走を止めなくては・・・」ソーディアン同様そう考えたスタン達は、行く先でオベロン社幹部の抵抗を受けながらも、ついにヒューゴ達に追いつく。
しかし、彼らの行く手を阻む者がそこに立ちはだかっていた・・・。

彼の名は、リオン・マグナス。そう、先のグレバムの一件で、神の眼奪還の任に当たった彼もまた元をたどればヒューゴの駒であったのだ・・・

かつての仲間と戦えるのか?自問するスタン、だがこのままではヒューゴを止められない。スタン達は悩んだ末、リオンと戦いこれに勝利する。もう障害は消えた!!とうとうヒューゴに追いつける、そう思ったとき洞窟全体が震えだす・・・。なんと海水が流れ込んで来たのだ、スタン達は間一髪で脱出するが、リオンは激流に飲まれてしまうのだった・・・(泣)彼のソーディアン・シャルティエと共に・・・。

7.悪夢再び
最も恐れていたことがついに現実となった・・・。
1000年の時を経て、空中都市群が再び復活した。もちろん動力源は神の眼であり、それが安置されているのはベルクラントを有するダイクロフトである。(ちゃんと用語覚えているかな?・笑)
さらにベルクラントの攻撃により、地表は削り取られ、外殻とよばれる新たな大地が空中に登場。地上は闇に閉ざされてしまう・・・

8.邂逅
ここで、1つ疑問が生じる。確かにヒューゴはこの世界のあり方に不満をもち、これを変えようとした。しかし、いくらレンズに詳しかったとはいえ、古の空中都市群復活は知識的にも技術的にも手に余るところが大きかった。ではなぜ彼はそれを成しえたのか?
ここで、ある人物の存在が浮かび上がってくる・・・そう、天地戦争時代、地上に圧制を加えた人物、ミクトランである。天上王であった彼もまた、ソーディアン同様千年の間眠りにつき復活の時を見計らっていたのだ・・・。だがどうやって?
考えてみてほしい、「ソーディアン同様」である。彼らはソーディアンのコアクリスタルと呼ばれる部分に精神を宿していた、ならばミクトランも同じである。彼もまたソーディアンのコアに精神を移していたのだった・・・

「え!?でもソーディアンはスタン達が持ってるじゃん・・・」と思ってますか?上をよく読んでみてください。前にソーディアンとそのマスターの一覧を示しましたよね?数を数えるとマスターは5人、ソーディアンも5本。そうです、ソーディアン・ベルセリオスがありません。彼は1000年前自らを貫いたソーディアンに精神を宿していたのです。

こうして、このミクトランが眠るソーディアンをヒューゴが発見。発見者が現状に不満を持つものであったことがミクトランに幸いし、彼はヒューゴに知識を与えながら少しずつ彼を洗脳していったのだった・・・。
こうしてミクトランもまた現世に復活したのである。

9.歴史は繰り返す
復活したミクトラン、闇に閉ざされた地上、ベルクラントの恐怖。こんな絶対的窮地でもなおミクトランに立ち向かっていったのが、ソーディアンを手にしたスタン達であった。
彼らもまた、かつての地上軍拠点であったラディスロウによって外殻へ浮上。ダイクロフトを目指すのであった。

こうして、再び因縁の王座の間、神の眼の前でソーディアン・ベルセリオスを我が物とし実体を取り戻したミクトランと、ソーディアンを手にしたスタン達が対峙する時がやってきた。彼らの戦いは1000年前を彷彿とさせる激しいものであった。が、結果は当時と同じ流れをたどるのであった。
自らの肉体を改造し、醜悪な怪物となってまで勝利への執念を見せたミクトランではあったが、ソーディアンと彼らのマスターとなったスタン達によって討たれるのである。こうしてミクトランは、1000年前と違い、完全に消滅したのだった・・・

10.戦いの終わりに・・・
ミクトランを倒したスタン達ではあったが、差し迫った現状が彼らを待ち受けていた。ミクトランの乱用により限界を超えた神の眼が暴走し、外殻と空中都市は本来の高度を保つことができず、地上へ落下しようとしていた。
この状況を食い止める手段は1つしかなかった。ソーディアンと神の眼を接続し、コアクリスタルを共振させて連鎖的に神の眼を破壊へと導く・・・つまりソーディアン達の自爆であった・・・。

こうして別れの時がやってくる、自分の一部とも言えるほど大きな存在になっていたソーディアンを失うことはとりわけスタンには重い定めであった・・・

(ラストのワンシーンより・・・)
「ディムロス・・・」
悲しそうな表情で、ディムロスを見つめるスタン。
「いいのだよ、スタン。われらは長く生き過ぎた・・・」
そんなスタンにディムロスのコアクリスタルが話し掛ける。
「スタン!!ここはじきに崩れるぞ。」
仲間の一人がそう言った。もう迷っているときではないのだ・・・
「うあぁぁぁぁぁ」
掛け声と共にスタンは自らの相棒を、他のソーディアンが刺さった神の眼に振り下ろすのだった・・・

かくして、外殻は崩れ、地上に大きな爪跡を残しながらも神の眼をめぐる騒乱は幕を閉じるのである。世界を救った、スタン、ルーティー、ウッドロウ、フィリアは4英雄として後世に名を残すのである。しかし忘れてはならない、彼らと同じ位大きな働きをした者達の存在を・・・
(ディスティニー終了〜♪)

最後に私のお気に入りキャラ、リオン・マグナスについて語っておこう。

リオン・マグナス
本名:エミリオ・カトレット、オベロン社総帥ヒューゴの息子。
幼くして母を亡くし、孤独な少年時代を送る。
シャルティエとの出会いは若干6,7歳のころ。以来剣の腕を磨きつづけ、セインガルド王の客員剣士となる。また国賊であったスタンを捕らえるなど、治安維持面でも活躍していたと思われる・・・
母を亡くして愛情に飢えていた彼は、ヒューゴ邸でメイドをしていたマリアンに母を重ね、思いを寄せる。しかしそこをヒューゴ(ミクトラン)につけこまれ、彼女を人質にとられた彼もまたヒューゴに荷担した裏切り者として後世に名を残すのである。
神の眼をめぐる騒乱のさなか、地下洞窟において激流に飲まれ死亡した、とされる。


 ■ 編集後記

いかがでしたでしょうか、最初書き始めた時はこんなに長くなるとは思ってもいませんでした。でも書いていくにつれ、ここもあそこもなんてことになって、特に後編はかなりボリュームがありますね。でも言いたいことは言い切ったつもりです。というか最後のトコが一番伝えたいことだったりして(笑)
結構さらっと、とんでもないこと書いているんですよね、ディスティニーやった人やあらかじめ設定を知っている方にとっては「ここまで教えるの!?」といった感じでものすごい驚きかもしれないですけど、私としてはここまで伝えたいですね。っていうか内話ネタになっていますね・・・(汗)
あっ、でもD2の中でも少し触れられている話なので「プレイすれば(笑)」わかりますよ、きっと。

でも書き終えてやはりディスティニーの設定はD2プレイ時には欠かせないと思いましたね。しかし同時に、正直ネタばらしているトコ多いな、とも思っています。自分なりに伏せる所は伏せ、削る所は削ったつもりなのですが、やはり語っていく上でやむを得ずばらしてしまったトコもあるように思います。その辺は、私の至らなかった所としてこれから生かしていくつもりです。

何はともあれ、この文章を読まれた方がD2をプレイされて(ここまででもうお礼言いたいです)さらによくわかった、と言っていただけたらもうこれ以上のことはありません。一人でも多くの方にD2をプレイしていただきたいと心から思っています。

2004.10.8(Fr)
トム  



参考文献:
ファミ通出版 テイルズオブデスティニー2 オフィシャルガイドブック

関連サイト:
マジェスティックファンタジアン (テイルズ総合ファンサイト)
ナムコチャンネル (ナムコ家庭用製品公式サイト)
@Random (フリー素材サイト)


 HOMEOTHER GAMESテイルズシリーズのご紹介
チョコボの不思議なダンジョン2 攻略情報 
counter